大崎在位65場所、角番経験14回を経験した。強烈な付き押し相撲で、3回の優勝経験を持つが、綱取りはならなかった。
今場所の残りは休場し、来年の初場所に大関復帰を賭ける。
大関とはいえ、常にカド番のイメージがつき、心ないファンから「引退しろ」だの「大関にふさわしくない」「もう引退すべき」という声が少なくない。
だが、私はそうは思わない。
引退はあくまで自分で決めるもの。「引き際の美学」という言葉があるが、私は好きじゃない。
そもそも、大関になることがどれだけすごいことなのか理解していないように感じる。
そりゃあ、K-1の魔裟斗やサッカーの中田英寿、千代大海の師匠である千代の富士(九重親方)のような余力を残して引退するの格好いいと思う。
だが、一方で燃え尽きるまで、自分が納得するまで現役を続けることも一つの生き方であると思う。
余力を残して引退する人はたいてい次の目標が見つかっている人だし、自分の信念を強く持っている人。
そんな立派な人間が、そんじょそこらにいるとは思えないんですけどね。
私は、大関陥落しても頑張って欲しいとは思う。
それで、自分が納得する形で引退して欲しい。世間体など気にせずに・・・。
私はそんな強い人間じゃないから、周囲に流される傾向がある。だから、自分がその立場なら周囲の意見に納得できなくても、心残りで引退しそう。
だから、彼には頑張って欲しい。そうあって欲しくないから。


