まだ正式決定ではないが・・・状況は厳しい。
日本では、テコンドーが残ったため韓国の陰謀・買収説や、日本が活躍するレスリングが狙われたという意見がネットで散見される。
だが、個人的にはいずれもそうは思っていない。
テコンドーは世界的に人気はないから、いつオリンピックから外されるかもという危機感があった。そのため、韓国を始め世界各国のテコンドー連盟は必死に活動したのだと思う。
ただ、個人的にはオリンピック最大のスポンサーとなったサムソンの存在が大きいように思う。商業主義となったオリンピックにとっては今やお金を出してくれる企業や国の意見は無視できないからである。
次に、日本にとってレスリングはメダルを取れる種目・・・それは女子の話。男子では、毎回メダルを獲得しているけれども、金は20年ぶり。せいぜい銀か銅が1,2個といったところ。
それはともかく、レスリングが消えるというのは日本だけでなく、世界でも批判や反響が大きかった。世界最強のロシア、2020年にオリンピック招致をしているトルコ、そしてアメリカ合衆国とイランもレスリングに関しては協調する動きがあるという。
近代オリンピック第1回から続いているレスリング。それが消えるというのは寂しい。
ただ、商業主義になってから、オリンピックの価値が次第に低下しているようにも思える。