2016年04月20日

囲碁の井山棋聖が「十段」奪取し、7冠達成

囲碁棋士の井山裕太6冠(26歳)が十段戦の挑戦手合5番勝負の第4戦で、伊田篤史十段に勝ち、3勝1敗で十段獲得。これで、井山・新十段は囲碁の挑戦手合制の7つのタイトルを全て獲得した。囲碁界では史上初。

井山裕太7冠(注)は、一昨年に4冠に後退したが、昨年2冠を奪還。これまで、棋聖、名人、本因坊、天元、王座、碁聖を獲得していたが、あと残された十段を獲得して、7大タイトル独占となった。

すごい快挙であるし、偉大なことをやってのけたと思うし、もっとマスコミが騒いでもいいくらい
ただ、気がかりなのは、現在の囲碁界は、井山7冠1人で引っ張っている感じであり、同世代のライバルがいないということ。韓国や中国では、どんどん若手が出てきているのに、日本は少ない。実は、現在、井山7冠は26歳であるが、韓国や中国ではもう若手ではない。10代で世界タイトルを獲っているのである。
実際、井山7冠は国内では最強であるが、世界となると中間のトップ棋士に苦しめられている。

将棋界では、羽生善治名人が1996年に7冠を達成している。当時は大きな話題になったが、囲碁ではどうなることやら。残念ながら、熊本と大分で発生した地震の影響でニュースでは大きく取り上げられなかったが、これはある程度仕方がない。
それでも、これをきっかけに囲碁に興味を持ってくれる人が増えると良いですね。

余談ですが、私はアマ6段の免状持ってます。


注)慣例として、7冠という表現は囲碁界では一般的ではなく、通常は複数のタイトルを獲得しても、最高位のタイトルを表記します。つまり、7つのタイトルを獲っても井山棋聖という言い方をしますが、分かりやすくするために便宜上、本ブログでは書かせていただきました。
国際棋戦、(世界戦)では段位を示す風習なので、井山九段になります。
なお、将棋界では、4冠、5冠などという表記はよく使われます。
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2016年03月16日

AlphaGoが囲碁世界ランキング2位に

韓国で行われたコンピュータ対人間の囲碁対決。グーグル傘下の企業が開発した囲碁AI・AlphaGoとイ・セドル九段の5番勝負はAlphaGoの4勝1敗に終わった。
それにより、囲碁レーティングサイト「Rating Go」で世界ランキング2位にランクされた。
ちなみに1位は柯潔九段(中国)で、イ・セドル九段は3位。日本の六冠王・井山裕太九段は4位にランクされている。

結果として、コンピュータが人間に勝った訳だが、それで人間を超えたというのはまだ早いと思う。実際、イ九段は1勝返しているし、AlphaGoにも悪手はあったらしい。
ただ、囲碁の考え方は変わるかもしれない。

囲碁は現在、中国と韓国が強く、日本は遅れをとっている。さらに、世界的に急ピッチで普及しており、若い人が中心に広まっている。囲碁は年寄りがやるものというイメージは世界で日本だけ。
これを機に、少しでも関心を持ってくれれば良いなと思う。
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2016年03月13日

囲碁AIに世界トッププロ棋士が一矢報いる

韓国で行われているグーグル傘下の企業が開発した囲碁AI・AlphaGoと世界最強囲碁棋士の一人である韓国人のイ・セドル9段の対戦。これまで3連敗していたイ9段が1勝を挙げ、5連敗を免れた。

これまで、チェスや将棋、もしかしたら中国象棋などの頭脳ゲームは人間と互角以上のコンピュータソフトが開発され、囲碁はまだ人間が優勢とされた。実際、昨年までプロ棋士には互角に戦えず、プロとの対戦はハンデ戦だった。
それが、一気に差が詰まり、人間に追いつくまで至った。

イ・セドル9段は韓国棋院のプロ棋士で、世界タイトルに何度も優勝している強豪。現在はランキング1位ではないが、それでも第一線で活躍している。
他の棋士でも彼に3連勝することはほぼ困難なのに、それをあっさりやり遂げた。
正直、驚いています。
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2014年12月02日

囲碁の呉清源死去。享年100

昭和の囲碁会をリードし、引退後も囲碁の発展と普及、研究を重ねてきた呉清源(九段)が11月30日に亡くなられた。100歳だった。
1928年に中国から来日し翌年、飛び付け三段でプロデビュー。十番碁で、多くの強い棋士相手に圧倒。また、新布石という斬新な碁を打ち、昭和の囲碁会を変えた。

1984年に引退。引退後も、「21世紀の布石」と称し、囲碁の研究に励んでいた。

もちろん、囲碁を知っている人なら誰でも知っているが、私が囲碁を覚えたときはちょうど引退された年だったので、実感はない。ただ、現代の布石は呉清源の呉が起訴になっていると言っても過言ではない。

今年、ちょうど100歳になったばかりで、まだ元気だっただけに残念です。

さらに、呉清源は「囲碁は世界平和につながる」と語っていた。
実際、囲碁を通じて性別、年齢、国籍問わず、仲良くなれます(余程無礼でない限りは)。

ご冥福をお祈りします。
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2014年11月21日

将棋の羽生4冠が史上最短、最年少で通算1300勝達成

将棋の羽生善治4冠(名人、王位、王座、棋聖)は王将戦の挑戦者決定戦リーグで勝ち、通算1300勝を達成した。史上最年少(44歳)、史上最短(プロデビューから28年)での達成となった。勝率7割2分3厘も史上最高勝率である。
1300勝達成は、史上4人目。

40歳を過ぎても、今なおトップ棋士の立場にいる。
すごいですなあ。



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2013年12月23日

奨励会の里見香奈二段、女性初の三段昇段。女性初の「棋士」へあと一歩

将棋の里見香奈・奨励会二段が、三段昇段を果たした。そして、来年4月から始まる三段リーグで、上位2名に入れば四段昇段となり、女性初の”プロ”棋士になれる。
まあ、男性から見てもかなり厳しい狭き門であるが期待しています。

三段リーグを突破し、四段になれば女流という看板は取れる。つまり、男性と全く同じ待遇になり、全ての棋戦に出場できる。
女性限定の棋戦で、一員前のプロと扱われていない女流棋士。はじめて、その壁を突破できるか、これからですね。
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2013年03月14日

井山本因坊が棋聖奪取。囲碁史上初の6冠達成

囲碁の最高位のタイトル戦である棋聖戦の7番勝負。第6局で、挑戦者の井山裕太本因坊(23)が、張栩棋聖(33)に勝ち、4勝2敗で棋聖を奪取。これで井山新棋聖は、囲碁7大タイトルのうち6冠(棋聖、本因坊、十段、天元、王座、碁聖)を保持。

あと一つは、名人であるが、井山棋聖は過去に名人を獲得したことがあり、7大タイトルを獲得した経験を持つ囲碁のグランドスラムも達成した。過去に、趙治勲、張栩以来3人目。日本人としては初。

また、7大タイトル独占は囲碁会ではまだ達成しておらず、期待が持てる。
(将棋界では、羽生善治三冠が達成)

23歳での棋聖獲得は史上最年少。グランドスラム達成も史上最年少。
まさに快挙である。しかも、関西の棋士(日本棋院・関西総本部所属)であることが大阪出身の私には嬉しい!

水を差す訳ではないが、日本の囲碁界にとっては喜んでばかりもいられない。
将棋と違い、囲碁は国際化が急速に進んでいる。
国際棋戦では、日本は中国と韓国に押されている。今や、日本のトップ棋士が韓国のアマチュアに負けることもある。
韓国でプロになれなかった韓国人が、日本でプロになった棋士もいる。
また、井山棋聖と同世代のライバルがいないことが彼の独走を許しているともいえる。

さらに、日本では地味、暗い、ダサイなどのマイナスイメージがつきまとい、若い人がやらなくなっている。囲碁は年寄りがやるものというイメージがある。
ところが、世界では、特に欧米では囲碁はむしろ”若い人しかしない”ゲームであり、21世紀後半には囲碁人口がチェス人口を超えるかもしれないと言われている。インターネットの普及がさらに拍車をかけている。
世界の囲碁のお家芸である日本が、一番普及に遅れている。
ただ、普及させるにも、良い”妙手”が見つからない。

まあ、囲碁の魅力が分かる人には分かるでしょう。
少なくとも、私の妻は分かってくれました。
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2010年12月15日

渡辺竜王7連覇!将棋・竜王戦

読売新聞社主催の将棋の最高賞金額の棋戦、第23期竜王戦。
渡辺明竜王が、挑戦者の羽生善治名人を4勝2敗で下し、竜王位を防衛。

7連覇を達成した。

羽生名人は、タイトル奪取なら、史上初の7大タイトル(竜王、名人、王将、王位、棋聖、棋王、王座)全てで”永世”の称号が得られたのだが、果たせなかった。

”永世”通算5期獲得になると、60歳以上または引退後に段位ではなく、永世の後にタイトルを名乗れる。
過去に、中原誠永世十段(16世名人)、米長邦雄永世棋聖がいる。

それにしても、渡辺竜王は竜王戦は強い。もちろん他の棋戦でも、活躍はしているのだが、タイトルには手が届かない。
まあ、竜王戦で4つ勝てば、3000万円の賞金がもらえるから、それで十分ともいえます。

一方、羽生名人は渡辺竜王には、ちょっと相性悪いみたいです。
あと、ちょっと疲労もあったのかもしれませんね。
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2010年04月25日

京都の囲碁大会に参加

私事であるが・・・

最近、詰碁に凝っている

頭の運動っていうのもあるが、囲碁に再び興味を持ち始めて、もう少し強くなりたいと思い始めたので。

前置きはこのくらいにして、

今日、アマチュアの囲碁大会、第3回宝酒造杯クラス別チャンピオン大会・京都大会に参加した。久しぶりの京都、懐かしかったですねえ。

私は、申し込み締め切り後にネットで応募したのだが・・・何事もなく出場案内が届いた。はて?

六段戦に参加し、5回対局。

優勝すれば、全国大会に出場できるのだが、結果は

2勝3敗バッド(下向き矢印)

原因は分かっている。
要するに実戦不足、経験不足。普段ほとんど対局などしていないので、いきなりそんなに勝てる訳ない!でも、楽しかったけど、なんか悔しい!!

現在、棋力5段。
せめて、アマチュア6段にはなりたいと思っているけど、道は険しいなあ。
posted by 新快晴 at 22:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 囲碁&将棋 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月27日

将棋の郷田九段、不戦敗で処分

将棋棋士、郷田真隆九段が第23期竜王戦1組で、寝坊による不戦敗になった。
そして、日本将棋連盟は、郷田九段に対局料は支払わない、1組の手当年額100万円の1/2の罰金、1日間の指導対局などによるファンへの奉仕活動の処分を下した。

厳しいなあ・・・

でも、郷田九段は処分を甘んじて受けるし、いくらでも言い訳できたのに「寝坊」を理由にした。
それは立派だと思うし、だからこそ一流棋士になれたのかなと思う。

今回の件を教訓にもっと活躍して欲しい棋士です。
posted by 新快晴 at 21:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 囲碁&将棋 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月15日

史上最年少−平成生まれの囲碁名人誕生

囲碁の第34期名人戦7番勝負、5冠王(名人、十段、天元、王座、碁聖)の張栩名人に、井山裕太八段が挑んだ。そして、第5局が昨日から行われ、挑戦者の井山八段が勝ち、通算成績4勝1敗でタイトル奪取。

史上最年少名人になるとともに、初の平成生まれの名人を獲得した。
井山八段は平成元年生まれの20歳。日本棋院関西総本部に所属。昨年も名人戦の挑戦者になったが、3勝4敗で惜敗。2期連続挑戦で、タイトルを奪取した。
日本囲碁界にとって快挙であり、世界タイトルを狙える日本人棋士が現れたのは明るい。
(張栩は台湾出身。日本棋院東京本院の棋士で、もっとも活躍している棋士)

ただ・・・
世界を見ると、韓国では10代で12冠王に輝いた棋士もいるし、中国でも10代でタイトルを取ることはそんなに珍しくない。
そして、世界戦では日本は韓国、中国に抜かれている。
やはり、普及率の差かもしれない。日本では、囲碁といえば年寄りがやるものというイメージが強いが、海外ではむしろ若い人しかしない。国際化の波が急ピッチですすんでいるのに、日本がもっとも普及に遅れているのは残念ではある。

将棋の羽生善治名人のような棋士が出てくれば、もう少し関心を持ってもらえると思うが・・・井山八段は果たしてどうなるか?
活躍を期待したい。

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2009年05月09日

囲碁界の藤沢秀行名誉棋聖の死去に思う

日本の囲碁界、いや世界の囲碁界にも大きな影響を与えた元・囲碁棋士の藤沢秀行・名誉棋聖(本名:藤沢保)が5月8日に亡くなられた。享年83歳。

破天荒で波瀾万丈の人生を送られ、かつては酒と博打にのめり込んだこともあった。碁界最高峰のタイトルである棋聖を獲得し、6連覇達成。当時50代の秀行棋聖が、20代が強い囲碁界で、若い棋士相手に防衛を重ねることは快挙であった。しかし、棋聖を失ったあとは、病気に冒されたこともあり、博打生活は止まってしまい、若い棋士の育成に当たりつつ、活躍を続けた。
さらに、66歳で王座を獲得し、翌年防衛。67歳でのタイトルホルダーは史上最高齢記録で今も破られていない。
私が、囲碁を覚えたのは確か秀行棋聖が棋聖を失い、彼からタイトルを奪った趙治勲が全盛の時だったと思う。
平成10年に引退。以降は若手の指導に徹した。

彼の教えを受けた棋士が今も碁界で大活躍している。彼の囲碁界に残した業績は大きい。そして、日本だけでなく世界、特に韓国の囲碁界にも大きな影響を与えた。彼の指導を受けたチョ・フニョンは韓国で9冠王に輝き、彼の弟子であるイ・チャンホは10代で世界タイトルを獲得した。そして、イ・チャンホが尊敬する棋士の一人が藤沢秀行であると公言している。
華麗な棋風でファンを楽しませてくれた。ただ、強い棋士を育てるという方針だったため、普及にはそれほど熱心ではなかった(できなかった)ため、内輪の世界にこもってしまった印象がある。また、漫画「ヒカルの碁」世代の人は、もはや彼のことを知らないのではないかと思う。

ちなみに、私、こう見えても(見えへんけど・・・笑)日本棋院公認の囲碁5段の棋力を持っている。一応、6段目指しています。

ご冥福をお祈りいたします。
posted by 新快晴 at 13:31| Comment(2) | TrackBack(2) | 囲碁&将棋 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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